Kano's journal

駐妻がお送りする実録📝わくわく❣️アメリカンライフ🇺🇸

ギフテッドについて

アメリカで入学・編入の書類を書くときにちらほらでてくる「gifted」という言葉の意味。
障害のある側の子供たちのことだと思っていたら、そうではないようで。
IQ130以上が目安とされているとのことだ。

www.nhk.or.jp

一方、wikipediaによると、IQによる診断は安定した結果が得られないため、信頼性がないとか。IQ以外の判断基準を見ていると、なんとなく人ごとではなく、我が子らも自分もかなり当てはまる節がある。

試しに自分はどうなのか・・・と、色々なテストも受けてみた。

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ギフテッドの診断

結果は・・・自分もゆるギフテッド?なんじゃないかと思った(いや、アスペルガーの可能性も否定できない?)。特に、学校の成績は必ずしもスンバラしく良いわけではなく(まあまあ、だった・・・かと。高校の数学はオワッテマシタ)、それでもIQは普通より高め(テスト結果は130後半から180だった・・まあ180はウソだよねと思う)、等の条件が当てはまる。

ここで、現在学校の課題に苦しむ息子のことを思い出す。

息子の宿題問題については以前にもブログでとりあげているとおりだが、基本やらないスタイル。

心配していた折、上の子の高校の敷地内にAccelerated Middle Schoolというちょっとお勉強系ではあるものの、謳い文句では「個々のの生徒に合わせたパーソナライズド・ラーニング・プランを」と書いてある学校を見つけ、試しにテストを受けたらあっさり受かった。日本から来たばかりで慣れない用語など出てきて思わぬところで躓いたりするのも助けてくれるかな?との淡い期待もあり通わせることにしたのだ。

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学校のホームページにある「パーソナライズ・ラーニング・プラン」等について述べている校長先生のメッセージ(英文)



最初はオールAでスタート。宿題が出始めた途端「Missing(未提出)」の赤い文字が保護者連絡サイトにどんどんリストアップされてゆき、我が親子は毎晩「宿題はどれか?」「どれをやっていないのか?」「昨日宿題ではないと言っていたペーパーが宿題未提出で今日アップされてきたが嘘をついていたのか?」「・・・本当にどれが宿題なのか、わかっているのか?」と、バトルにつぐバトル。

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息子のMissing(未提出)となっている宿題のリスト。コレが4ページ分続く。。。

 

各担当教諭に、何とか提出期限前に親が宿題になっているのか知る方法はないのか聞いてみたが、「本人にはアジェンダ(学校で配られるスケジュールカレンダーのようなもの。バインダーに入れて使う)に書き込む時間を毎時間与えているし(息子はこれは嘘だと主張しているww)、それは本人がやらなければならないことなので、こちらも大人数の生徒を見ているし、個別にご連絡差し上げることはできない。」との回答。

ちなみに学校が謳っていたインディビジュアル・スタディ・プランなどは存在しているとは思えず、「いやもう、真逆?だよね?」と思うほど画一的で、コンベンショナルな教育スタイルだ。おまけに内容はちゃっかり高校・大学の内容だったりする。。。

DやFがつくと来年ももう一度履修しなくてはならないし、そもそも中3で帰任予定であるため、帰国生向け高校受験枠にチャレンジする準備をしなければならない。だいたい過去3年の成績を提出を求められるため、成績は「キレイ(=AかBできれはAのみ」にしておきたい。しょうがないから、いっそのこと、不利な成績がつく前に中学受験しちゃおうか、などと今更焦って計画し始めたりしていたところだった。帰国枠の中学の中には受験して合格した後、入学式からある一定期間学校へ通った後、帰国まで海外の親元へ戻ることのできる学校があるのだ。

時期が時期なので息子の脳みそはさておき、条件に合うところがすでに限定されている。色々な学校のホームページを見ながら、ちゃんと落第しないでついていけるかな・・・いざとなったら国外へ逃げられるように、自分も経済的に自立しておかなくちゃなぁ・・・などなどとさまざまな思考がまた脳内を駆け巡る。

ADHDアスペルガーかギフテッドかどれかはわからないけれど、まあ、普通ではないのだろうなと思う我が息子。かといってテストなど受けさせるのもどうか・・・と思ってしまう。それで楽になるのならいいのだけれど。。。

幸い、基本は愛されキャラな息子なので、今の学校に入るまでは彼を理解してくれる先生方に恵まれてきている。来年は通常のミドルに転校させようかと考えている。そこでまた良き出会いがあればと思う。

不登校が増えている原因は、こういう旧来の基準から大きく逸れた子供たちが増えているからなのだと思う。大きな可能性を持った子どもたちがのびのびと学び・育っていける環境の整備が整うことを願っている。