Teslaと愛車Atlasと自動運転と便利にまつわる妄想と回想
いきなりですが
朝の学校送り(drop-off)風景。
下の子は超近所のハイスクール附属の、ちょっとお勉強強化なミドルスクールへ通っている。兄も通うハイスクールと同じ敷地内なので当然スクールバスに乗れると思っていたのだが、このミドル、始まりは同じでも帰りが遅いうえ、高校生に混じって載せるのは危険とのことか、親の送迎が必須。というわけで毎日送り迎えをしている。
そして、朝の送りの際、結構な確率でこのTeslaの後ろになる。
「ニコラ・テスラのフリーエネルギーを再現して搭載!」てわけにはいかないんだけど、ご存知の方はご存知、の、バッテリー式電気自動車。テスラ・モーターズ は2020年までに完全自動運転搭載を目指している会社。駐車場から目的地まで居眠りしながら移動できるようにしようとしている。
よくクルマの前に必ずある吸気口。バーベキューグリルみたいだからグリルと呼ばれる、一部のカーデザイナーを悩ませているに違いない?アレが無くて、つるん✨として美しい。いつも、音もなく気がつけば前に居る。
美しさに華を添えるように、エコ(Energy Efficiency)のナンバープレート(license plate)が眩しく光っている。
この青空に雲が浮くデザインが可愛くて憧れて、いつかは…と思っていたけど、どうやら2015年に10000台を突破したので、今では以前から持っている人しかつけられなくなっているらしい。
ますますカッコイイ❣️このプレート使い続けるには買い替えの際、当然ながらエコな車をチョイスし続ける必要がある。アリゾナ州運輸局もよく考えたものだなあと思う。
ちなみに、、、私の車はVolkswagen のATLAS。
(窓拭きしてくれているのは姉✨)
今回の引越しにて車大好きな夫が新車で購入。ドイツ車なのにアメリカ国内はテネシー州チャタヌーガにて製造されているという逸品。よってお買い得。そう…テネシーといえば前回の赴任地。長男がサッカーのトラベルチームに入っていたのでチャタヌーガなんて当然行ったことあるわけで。
サッカーしていた当時の長男くん
(トラベルチームは大学のスカラシップまで見据えて本気でやるチームで遠征が多い。対して健康や楽しみのためにやるレクリエーショナルというゆるいチームもある)
フォルクスワーゲンが可愛くて好き、というのと相まってイロイロとグッとくるクルマなんである。
自動運転といえば、Atlasも自動運転レベル2(多分)搭載。もちろん前出のTeslaさまと比べたら近未来感は相当薄れる。ふつうに100%ガソリンだし。しかし、エナジーエフィシェンシーは置いといて、レベル2の自動運転機能がかなり快適。オートクルーズは当然のことながら、車間距離を勝手に調整して減速・加速はたまた停車・発進までしてくれる。ハイウェイを使っての長距離運転の際、まるでハンドルが付いた「ちょっとトイレに行きにくい飛行機」に乗ってるくらいの楽さ。(トイレはもちろんハイウェイを降りてコンビニで。ここではイケてるコンビニを嗅ぎ分けるスキル=本能が求められてくる。オンボロでもめちゃんこ快適なコンビニもあるのである。この話はまた今度…)。自動運転の未来が来るワクワクを十分実感出来る。
自動運転話ついでだが、アリゾナ州は、カリフォルニア州で規制が厳しくなった折に、すかさず自動運転の実験の招致を行った州でもある。「カリフォルニア、うるさいでしょ?うちにきて、バンバンやっちゃってよ❣️人類のテクノロジーの進化に貢献したいナ✨」と州知事が言ったとか言わないとか。
でも、Uberの自動運転車がまさかの死亡事故を引き起こしてしまう。当時無人ではなくて、ちゃんと人は載っていたのだけれど・・・安心しきって、外ではなく、なんと・・・Huluを観ていたらしい。
それでも実験停止させられたのはUberだけ。他にWaymo、GM、インテルなどは実験を継続。さすがアメリカ🇺🇸日本なら「ハイ、全面禁止禁止〜〜!!こわいよ!こわいから!」ってなりそう。
特にWaymoは、昨年末、これまで実験に参加したことのある地元民数百人を対象ににタクシーサービスを開始している。実は夫はこれに登録しており、あとはお試しで乗るだけ・・・なのだが、微妙に郊外に住んでいて、サービスエリアから遠く、まだ実現していない。
これからでもいいから試したい!という人も、オンラインからウエイティングリストに登録ができる。で、ここでメアドを入力するのだが、gmailのアカウントじゃないと登録できない。「gmailをお持ちでない方は取得されてから登録をお願いします❣️」と出てくる。WaymoがGoogle系の会社だからだ。
クルマ社会の未来はこれからどんどん変わっていくんだろう。マイカーなんて無くなって、カーシェアリングすらなくなって、タクシーも無くなって、全自動運転カーが、シュッと目の前にとまって、乗ると、勝手に目的地まで時間通りに連れて行ってくれる。車内ではカスタマイズされた聴きたい情報が勝手に提供されて見たり聞いたり出来る。そんな時、クルマ会社って何してんだろ?そもそもAIたちがめんどい仕事とか苦手なことはやってくれて、人間は、仕事しなくて遊んでいられるってこと?てことは遊びスキルを磨いておかないとだよね?ステキだ~とか妄想が止まらないまま家に到着。
でもね、この快適まで、手が届かない人がいる。
地域格差とか(アリゾナでは4G入ったり入らなかったりします。Verizon以外は町外れでセルラー難民になります)
携帯を買えないとか(今の車はAtlasもそうだけど、カーナビなくて、携帯のアプリを読み込んで経路案内する。携帯がないと、紙の地図か、地図を頭に叩き込むしかない)
操作ができないとか(私の母は毎週Wifiがなくて電波もとどかない公民館に集まってコーラスをやっているが、音源をGoogle Docにあげてシェアするも、なかなかローカルに保存する手順を理解できない)
・・・・。
それから、いろんな便利で溢れ出してる世の中だけど、カスタム化された情報や、今、これが困ってる!を解決できるものは、まだまだすぐに手に入らなかったりする。最近欲しくて入手できなくてパイオニアよろしく頑張らなきゃいけなかったのが、アリゾナの高等教育事情とか、スカラシップとか、成績のつきかたについて。もちろん、まだおばあさんというところまで行っていないので、楽しく頑張って取り組んでいる。(お悩みの方、いらっしゃいましたら、ぜひ情報共有いたしましょう!)
カスタム化された情報については、持っている人が発信してくれないとダメなので、なかなか難しいかと思われるが、便利を作ってくれている企業や団体は、便利をつくるばっかりじゃなくて、そういう「橋渡し」的なサービスにも、もっと力を入れて、より幅広い層にもその便利が実装されるような活動を行ってくれると、便利を作った人も、便利に手が届かなかった人もより幸せになれるのではないか、と思う。
将来、うちの息子たちが優しく「橋渡し的サービス」を私に提供してくれるか、非常に、ひっじょ〜〜に、怪しいところであるからして、私が年取ってボケたご老人になる前にぜひ、ぜひ、ぜひ(三回言った)、充実させてほしいと願わずに居られない。
<妄想と回想オワリ>
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